写真と日常と。
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この子は、あたしが高校生くらいの時うちにやってきて、あたしが名前をつけた猫です。
1月26日午前0時40分ごろ、苦しんで苦しんで息を引き取りました。
他の猫を大事にする、とても優しい気のいい子でした。

歳も歳だったけど、数ヶ月前から目が見えなくなり、癌も発見され、
自分でトイレにも行けなくなって、ずっと介護されながらそれでも。
10キロ近くあった体重は3.5キロまで落ちて、抱っこしたら紙みたいに軽かった。

もう治らないと分かっているのに、少しでも生きて欲しいと願う。
延命治療は苦しみでしかないかもしれないと思いながらも。
実際、相当苦しかったんだろう。
終わりの方は水すらも吐いてしまって。

優しい子は、人のエゴの中で生きて、人のエゴの中で死にました。

すべてのものは必ず最後を迎えます。
宇宙に在る星ですら、いつか消滅してしまう。
だから仕方ない。
こうやって、大小様々な悲しみや苦しみを1つずつ経験して積み重ねて、
その度に自分の気持ちを折り曲げて畳んでどうにか納得して、
いつか自分の一番大切な人を見送るために、
そして最後は自分の終わりを認めるために、その練習をしてるんだ。
全てはお終いのために在るんだから。

弟は、お腹の上に息絶えたこの子を乗せて、ずっと黙って撫でていました。
父と母があんまり泣くから、泣いちゃいけない気がして泣けなかった。
なんだか気持ちのやり場が無くて、困って写真を撮りました。

昼にペット霊園に連れて行って、お経上げてもらったり火葬してもらったり。
まるで人間みたいに送りました。
知り合いに、動物なんかにお金かけて…。などと言われました。
何かを失ったとき、たとえ他人がそれに深く深く同情したとしても、
やっぱり当事者の痛みには届かない。と思う。

たかが猫、されど猫。
喋りはしないけど、彼は大事な家族でしたから。

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緩やかな煙が消える頃、この子は元の形も無くなってしまった。
また両親が酷く悲しんでいたから、泣くに泣けなくて困って写真を撮りました。

長く続いた苦しみから、ようやく解放されたんだね。
良かった。
もう抜け殻でしかないけど、最後を記録出来て良かった。
あたしもこの子と居れて幸せだった。良かった。

おやすみ。
幸せな夢を見るんだよ。
[ 2010-01-27 (Wed) 02:40 ]  
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